発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

 初の後期のスクーリングに無事出席しました

ピアノの発表会に専念していたのでかなり遅れてのスタートです。後期は1月末で終了します。それまでにレポートを提出し、スクーリングに出席し、テストを受けて合格しなければ単位取得はできません。これからは毎週のようにスクーリングに出席しなければなら…

時間は走ったり止まったりしない

NHK特集「里山資本主義」というドキュメントを見ました。森林の木材でペレットを作って発電し、地域を活性化しようという取り組みの紹介で、日本では中国・四国地方の一部の村落で成功しているようです。そうした取り組みで安定した富を得ているオースト…

大切なものだけに囲まれた生活を目指して

非言語性学習障害による情報処理の困難があるmimiにとって、整理術の獲得は最重要課題だということはすでに書いたとおりです。 GTDというすべてのことを書き出すことから始める整理術があるのですが、今のmimiにはそのつど書き出すこともそのあとの処理もま…

問題点を率直に話し合える関係

発達障害かどうかはともかく、生活上著しい困難が見られる場合、何が問題かということを本人と率直に話し合える関係を築くことは重要だとつくづく思います。家族だからそんなことは簡単だと思われるかもしれませんが、家族だからこそ難しいということもいっ…

最重要課題は整理術

日曜日、mimiは地域の自然史同好会の散策に出かけ、ご機嫌で帰ってきました。うちではなかなか動けないのに、どうして興味のあることだとあんなに元気になれるのかとびっくりします。 ほんとうのところ、やりたいことでもmimiは動けないときがいっぱいありま…

断りやキャンセルの決断

的を絞るって難しい。ごちゃごちゃと注意が散漫しやすい非言語性学習障害のmimiにはかんたんなところから練習していいったほうがよさそうです。mimiのチェックシートには、その日にすることを三つだけあげるようにしました。いきなり三つに絞るのは難しいの…

的を絞る

ピアノの発表会が終わるまで、学校の勉強や家庭教師に来てもらうこともストップしました。 以前のmimiはやりたいことをこんなふうに絞ることができませんでした。「だいじょうぶ」「できる」と言い張ってはぎりぎりまでがんばり続けてどれも手につかなくなっ…

障害について知ることは

情報処理の困難は生活のあらゆる場面に影響しますが、本人はもちろん周囲も気づきにくいところが問題だなあと思っています。 その中で比較的わかりやすいものに行動が遅いという特徴があります。おっとりとかのんびりとかいうレベルではなく、止まっているか…

始動

目標だったピアノの発表会が終わってから寝てばかりいたmimiがやっと動き出したと思ったら、思っていたことが何もできなかったと言って落ちこんでしまった。落ちこむのは、非言語性学習障害とは無関係だと思うのだけれど、思っていたことが何もできなかった…

非言語性学習障害における情報処理困難の実生活上の問題とは

非言語性学習障害に見られる情報処理の問題は、実生活のどんなところに影響があるかというと、一番わかりやすいのは処理速度のスピードが遅いことです。知能検査では知能指数のわりに並列処理が遅いみたいなことを言われました。

余裕はどこにあってどこから来るか?

病気になってはじめて病人の気持ちがわかるようになるみたいに、mimiが不登校になったり発達障害と診断されたことではじめて、わたしは社会的弱者の立場というものを実感できるようになりました。

発表会

mimiは、お世話になった小児科のO先生にきょうの発表会のことをはがきで知らせていました。元気でがんばっていることを伝えたかったからです。多忙な先生に「もしお時間が合えばいらしてください。」みたいなことを書いていいものかどうか、ずいぶん悩んで…

リンゴの季節に

車で少し行くと、リンゴやナシの観光農園がいっぱいあります。 mimiがまだ中学生だったころ、だんなさまと二人、買い物ついでによく出かけたものでした。農園に入るわけではありません。道沿いに並ぶ農家直営の店が目当てです。その中に手作りのアップルパイ…

発達障害と診断されたら何が変わるか

もしかしたら発達障害かも……と悩んでいる人、おとなの方にも多そうです。悩んでいる人の多くはおそらく微妙なボーダーラインの人たちではないでしょうか。 個性と言ってしまえばそう言えなくもない。だけど、正直困っていてどうすればいいのかわからないこと…

規則正しい生活よりも大事なこと

mimiには時間の感覚がないかのようです。 ぼんやりとしていてフリーズしているときも、熱心に何かに集中しているときも、時間が流れているというより止まっているような印象です。 これも発達障害の特質なのでしょうか。

よい生活習慣はみんな同じか

わたしは「規則正しい生活」というのをたいへんうるさく言われた時代に育ちました。早寝早起きはあたりまえ。若いころから寝るのがきらいじゃなかったわたし、早寝は何の苦もなくできました。 おかげで流行していた深夜ラジオも9時以降のテレビも知らないま…

発達検査でわかること

mimiが非言語性学習障害と診断されたときは、ピンときませんでした。学習障害とは、まったく思いがけないことだったからです。mimiは不登校なので、勉強不足には違いありませんでしたが、読み書きや計算の能力は人並みにあるように思われました。

チェックシート

問題点は何か? 今何が気がかりなのか? ということにmimi自身わかっていない。 あらゆることがごちゃごちゃになっているので、たえず何かしら不安で心配な感じがしているようだ。 そこで、毎日のチェックシートをまた作りなおすことにした。 ・起床時間のグ…

推測して的を絞る

非言語性学習障害の特質である情報処理の障害は、目前の活動の集中力をさまたげ、それが処理速度の問題の一つになっているようです。思考が散らかっていて片づいていないために散漫になってしまうのです。まあ、誰にでもよくあることですが、それが日常生活…

障害か個性か

非言語性学習障害というくくりは日本ではあまり使われていない。広範性発達障害や軽度発達障害など、グレーゾーンの発達障害を指すことばはあるにはあるけれど、まだまだ机上の研究にとどまっている感じ。現場では、能力があるにも関わらず社会生活からはじ…

不登校母の会

カウンセラーのO先生の呼びかけで、はじめはわたしを含め三人のお母さんたちで始まった。中学校のH先生もいつも参加して下さっている。もう二年あまりになるそうだ。月に一回ペースでお互いの様子を話し合うだけのシンプルな会で、はじめはほんとにおたが…

話を聞くということ

お世話になった小児科のO先生に、mimi自ら発表会のお知らせのはがきを書いていた。今の主治医を紹介して下さった先生である。O先生にはわたしもずいぶんお世話になった。O先生は、週に何回も夜勤をこなす超多忙な医師でありながら、わたしたちの話をよく…

生活とはあれやこれやをやり過ごすこと

心配性の人に「心配するな」と言ってもはじまらない。 mimiは発表会を前にして、眠れない夜が続いている。練習はわたしからすればよくやっていると思うのだけれど、体調不良で思うようにできないあせりが日に日に重くのしかかっている。最近はおなかの調子ま…

表現

作文のお仕事をするようになってから表現することについて考えるようになった。ふつうはそんなことをあらためて考えて生活している人はいないと思う。「表現」などというと、何か芸術的なものを想像していたけれど、ほんとは生活そのもの、生きている活動す…

電話だけのおつきあい

作文の生徒たちとは会うこともなく電話でしか話さない、ちょっとふしぎな関係である。ネット上のおつきあいが盛んで慣れている人たちからすれば、会ったことがないことぐらい特別なことではないかもしれない。わたしも何が何でも顔を突き合わせるコミュニケ…

だいじょうぶの呪文

この頃やっと、mimiにどんな状態でも「だいじょうぶ」と言い続けることができるようになった。 わたしはどうも正直者過ぎて、自分の中に不安があったり確信が持てないと、調子のいいことは言えない。などと言うと、まるでいい人みたいだけど全然違う。片づけ…

整理術や片づけに興味を持った理由

もともと掃除や部屋の模様替えが嫌いではなかった。好きという意識はなかったけれど、気分転換したいとき、気がつけばしていることが多かった。でも、今思うとつくづく下手の横好きだった。上達したいなんて思ってもいなかったし、うまくなるものだなんて考…

ゴミ出し

この頃はいらなくなった本を無料で引き取りに来てくれる。(ラクして売るならネットオフ ネットオフ宅配買取)新しいきれいな本や人気本はインターネットで一冊ずつ売るようにしているが、その他の本が何となくそのままになっていたので箱詰めしたら大小ばら…

失敗の輪

午前中に起床する日が続いて調子が良くなってくると、欲が出てきてあれこれ考えごとをするようになり、それで徐々に就寝時間が不安定になって体調を崩すというのがmimiのここのところのパターンになっている。 調子がいいときに調子に乗って欲が出るのはごく…

イライラの原因は自分にある

『人生がときめく片づけの魔法』に 家族にイライラするときは、自分の部屋に原因がある とある。こんまりさんは、片づけない家族にイライラをつのらせ、家族のものを勝手に捨てては反省するどころか開き直っていたところ、とうとう家族に片づけ禁止令を言い…