発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生涯支援が必要ということ

アスペルガー症候群と非言語性学習障害 によると、 非言語性学習障害やアスペルガー症候群がある人たちに対して、その家族は、生涯を通して支援を続けていく。 とある。なぜなら、状況に対応する方法を身につけていったとしても、背景にある神経生物学的障害…

社会性が乏しくても

mimiは検査で社会性が乏しいと言われた。不登校になったことを考えるともっともなことだと思うが、学校に行っていたときは、対人トラブルもほとんどなく、委員会活動や学校行事にも積極的だったので、当初はにわかに信じ難かった。 でも、幼く無邪気にふるま…

phaのニート日記にびっくりした

わたしはmimiがからだをこわして不登校になったとき、一般社会からはじかれたような思いがして、ずいぶんショックを受けた。それからいろんなことがあって、どんなふうに生きるかなんて大したことではなく、生きていることそのものに価値があると思えるよう…

問題の根源は情報処理

情報処理の問題が実生活にどのような影響を及ぼすか。処理が遅いとか並列処理が苦手と言われてもまだピンときませんでした。 ところが「アスペルガー症候群と非言語性学習障害」を読んで、それこそがmimiの0%か100%しか選べないかたくなな困った状況を生み出…

発達障害かどうかより実生活での困難を知る

mimiの情報処理の問題は、実はかなり前から複数の人たちに指摘されていました。知能テストの結果、並列処理が苦手であるとか、情報処理に時間がかかるといった説明です。でも、それが実生活でどんなふうに影響してくるのかというところでまったくピンときて…

NLD(非言語性学習障害)の弱点

NLD(非言語性学習障害)は視覚・空間処理と感覚-運動統合に弱点を持つことがあるそうです。 mimiで思い当たるのは、よくものにぶつかっていること、教室移動にストレスを感じていたこと、くつひもを結ぶような細かな作業が不器用であることです。いずれも子…

「アスペルガー症候群と非言語性学習障害」(キャスリン・スチュワート)

「アスペルガー症候群と非言語性学習障害」によると、この機能的弱点は、三つの相互に関連した領域に分類できるとあります。それは、以下のとおりです。 ・視覚・空間処理と感覚・運動統合 ・情報処理と組織化・系統化スキル ・ソーシャルスキルと実践的言語…

年をとると……

年を重ねると、子どもの頃や若かった頃の感性が失われることを嘆くことがあります。でも、年を重ねることで、これまでわからなかったことがわかるようになって、ああ年をとるというのはこういうことだったのかとしみじみ思うことがあります。 わたしは若いこ…

後期のスクーリングの時間割が届いた。

後期のスクーリングの時間割が届いた。 きょうmimiが久しぶりにピアノを弾いた。次のレッスンが金曜日に決まっているのに、なかなか動き出せなくて、ここのところやや落ち気味でちょっとめんどくさい子になっている。「これまで調子よくできたのは、たまたま…

これでも手帳好き

スケジュール管理とか時間管理とか、あまり得意でなさそうに見えて、わたしたち親子はこれで結構、なかなかの手帳好きなんです。mimiなんか、二冊使い! 今の時期は愛用のほぼ日手帳の来年度版が発表されるので、一気に手帳熱が盛り上がります。振り返って今…

不登校状態の間、いろいろなときがありました

不登校状態の間、いろいろなときがありました。ずっと二人、同じ家の中にいながら、分かり合えなくて、分かり合おうという意欲さえ失いそうになることもありました。 それなのに洗い物をしていてもテレビを見ていても何をしていても、いつも頭の中に何かどん…

ひたすら眠る

前期のテストの結果、全部合格だった。数学は予想通り勉強不足の結果だったが、他は思いのほかいい点数でびっくりした。少しは勉強の仕方がわかっただろうか……。 テストのあと、死んだように眠っている。きょうも夕方日が暮れ始めた頃に声をかけてやっと起き…

新入生はなぜボート部に入らないか?

「新入生はなぜボート部に入らないか?」 部員の減少に悩んでいたある日、この問題をふと数学的思考で解いてみることを思いつく。 そして「わずか8名の新入生は、なぜボート部に入ったのか?」という展開が導き出される。その新入部員たちの証言をもとにボ…

GTDで家事をこなしたい

GTD

主婦の友に所属するスーパー主婦たちは、五年に一度「生活時間調べ」というものを実施し、日々の作業にかかった時間を詳細に記録するのだそうだ。たとえば食器洗いに12分、掃除機に20分といった具合。こうした数値を把握することで、効率よく楽に日々の作業…

日課

数年ぶりのテスト勉強に困惑している。実は中学時代から何をどうすればいいのかわからなかったということを知って、どこを覚えておけばいいか、どんな問題が出そうか、どんなふうに勉強すればいいかということを説明するようにしている。でも、勉強の仕方は…

失敗の経験

テストの前日、mimiの友達がぞくぞくと訪ねてきて楽しく過ごしていた。数日前、メールをしたという。定期的に友達に連絡するように心がけているようだ。聞くと、小さな部屋で人生ゲームをして盛り上がっていたそうだ。まったく無邪気である。 おかげでテスト…

自立に向けたサポートを

ご近所にお孫さんが自閉症で、共働きの両親に代わり、学校の送り迎えからおけいこごとまできめ細かなお世話をされている人がいます。その人があるお母さんの話をしてくれました。 「うちのように障害が重いと、いざとなったら国がお世話してくれるけど、中途…

大学生の就職活動に親が積極的に関わっている

最近、大学生の就職活動に親が積極的に関わっていることや、デートに親が同伴するといった奇妙な現象が多発していると話題になっていた。親の一人としてとても複雑な心境だ。 わたしが学生の頃は、そんな気持ち悪いこと考えられなかった。親離れ・子離れがで…

一人で参加した自然史同好会の一泊旅行から帰ってきた

きのう、一人で参加した自然史同好会の一泊旅行から帰ってきた。旅行中、体調も良かったようで、お土産を買ってきてくれるほどの余裕。 参加者に「何年生?」と聞かれて困ったらしいが、通信高校に行っていることや、中学生のときから不登校だということを自…

発達障害の特質であれ不登校の状態であれ、今と同じ状況がずっと続くとは限らない。

心もからだも時間と共に変化しているからだ。しかし、当事者や家族は時間が止まってしまったかのように感じる。 止まっていたmimiの時計も突然動き出したように見えるが、実際にはそんなことはない。これまでも動いていた。ほんのわずかな変化だったからわか…

明日から旅行

明日からmimiは自然史同好会のフィールドワークで一泊の旅行に出かけます。荷物の準備も何とかできました。きのうあたりからどきどきして暑いし、頭痛もしているみたいです。 心配と言えば心配ですが、以前ほど不安はありません。「トラブルが起きても落ち着…

発達障害の特質の一つに「片づけられない」というのは有名な話

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術作者: デビッド・アレン,田口元出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2008/12/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 127人 クリック: 1,493回この商品を含むブログ (297件) を見る 発達障害の特質の一つに「片づけられ…

はじめての単位取得!

はじめての単位取得。今年の目標は一つでもいいから単位を取ることだった。早くも目標達成である。おめでとう! きのう残りのテストの申し込みをした。mimiの高校では、レポートが終了したらテストの申し込み用紙が送られてきて、テストを受ける日と時間を事…

不登校の子どもは、通信制の高校に進学することが多い。

mimiはほとんど勉強していなかったのと体調が不安定だったこともあり、通信制以外考えらなかったので、この点については悩まなかった。しかし、通信で高校を卒業するのは想像以上にたいへんである。わたしは正直舐めていた。 勉強がたいへんというのではない…