発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログを始めたわけ

1、mimiの状態を記録するため。 学校の先生、お医者さん、福祉関係の先生など、mimiのことを相談しようと思っている人たちは多岐にわたる。ゆっくりじっくり知り合う時間はないのがほとんどである。できるだけわかりやすくmimiの状態を伝え、必要なサポート…

コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力というと、社交的で自己アピールが積極的にできる能力のことだと思いがちだが、実際にそういう人がいたら、おつきあいしたいと思う人はそれほど多くないのではないだろうか。わたしだったら間違いなくひいてしまう。 うまくコミュニケ…

ひきこもり支援!?

山口県が突然!? ひきこもり支援を行うとし、ひきこもりの人を広く八十名募集するというニュースを見た。 ひきこもりというのは、社会との関わりはもちろん、人との関わりが持てなくなっている状態の人たちである。mimiも一時そうだった。 そういう人たちに…

睡眠上手

わたしはmimiと違って寝るのが上手だ。寝るのが上手だなんて自慢することではないと思っていたのだが、世の中には眠れない悩みを抱えている人がものすごく多いらしいことを知るにつけ、もしかして、わたしは睡眠が得意なのではないかと思うようになった。 そ…

からだにいいリズム

月・水・金の週に三回だけ決めた時間に起床するようにしようと決めてから、はじめは正午を目標にしていたのだが、ある日眠れなかったのか、少々無理をして9時ごろ起きてきた。起きている間に何とか食事をし、ピアノの練習と入浴をして、その日目標にしてい…

子どもの言動をうのみにしてはいけなかった

中学生までの不登校の子どもたちに対しては就学支援制度というのがある。非常勤の先生に定期的に訪問してもらうものである。学校業務と別にこうした活動に参加してくれる先生は貴重である。しかし、残念なことに、この制度を利用している子どもたちは少ない…

今できていることを評価する

不登校母の会、久しぶりに集まった。 春の不安を乗り越え、それぞれが少しずつがんばった夏の日々を報告し合うことができた。 この会の子どもたちはみな「あと少し」「おしい」「もうちょっと」と言われそうなところにいる。でも、その一歩が本人たちにとっ…

覚醒状態を調整する方法

★月・水・金は定時に起床。 今試行中の新しい覚醒状態を調整するプランである。ぐちゃぐちゃになってしまう睡眠リズムを何とかしたいと思ってきたが、ありきたりな早寝早起きや光治療は通用しなかった。しばらくは本人の頑張りで何とかなっても無理が来る。…

社会との折り合い

ここのところ、また睡眠が不安定になってしんどい日が続いている。いろんな気がかりがあるせいだと自覚しているようだ。気がかりなことを話し合えるようになったのはたいへんな進歩なのだが、そうした話し合いもしんどくて思うようにできていない。 具体的に…

自分の長所

「わたしの長所と短所」という作文の課題では、多くの子が自分の長所がうまく見つけられなくて困る。日本ではふだん自分の長所を知らなくて困るということがない。むしろ自分の長所をことさらに言う方がはしたないという感じだ。だから就職活動やオーディシ…

決められない人のために

mimiはほんのささいなことにもいちいち迷って決められないことがよくある。驚くのは、 ・風呂に入ろうかどうか。 ・ごはんのおかわりをしようかどうか。 ・ピアノの練習をしようかどうか。 といったことが決められないままに、数時間から半日ぐらい余裕でフ…

親だからできること、できないこと

本人がわからない以上、わたしが何とかせねば……。mimiのことを一番わかっているのはわたしだ。そんなふうに力が入り過ぎていた時期がずいぶんあった。 でも、親だからできることもあるけれど、親だからできないこともあるということを思い知るようになった。…

見立てのいい先生

わたしに遠慮しているのだろうか。学校の先生やお医者さんたちの多くは、mimiの困難を大したことではないかのように言う。 mimiは調子が悪い時は外に出ないし誰にも会わない。だからたいていの人はにこにこ笑っているmimiしか見たことがない。それで「思って…