発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

正しい睡眠って?

 かくれ不眠症というのがあるらしい。
・寝つきが悪い
・夜中に目が覚める
・よく寝た気がしない
ようなことが続くと、やがて寝不足になってほんとの不眠症になるんだそうです。
 
・寝る時間が不規則な人
・休みの日に寝だめする人
・寝ながらケータイを見る人
がなりやすいと言います。

 専門家は、睡眠はリズムが大切なので、規則正しい脳の休息環境を整えることが大事だ、と相変わらずわかりきったようなことをもっともらしく述べていました。

 わたしはこの睡眠リズムがみな同じように規則正しくするのが正解なのか疑ってます。
 「早寝早起き朝ご飯」に異論を唱えている人を知ってから、何だかいろんなことに疑い深くなっています。
 
 非言語性学習障害のmimiは睡眠にもかなり問題があります。(どういうわけか、発達障害の人は、睡眠障害になりやすいのだそうです。)睡眠時間は長いのに疲れやすく元気がありません。
 それでmimiも規則正しい生活習慣を強制することからはじめ、光治療に至るまでまで、いいと言われているものはほとんど試してみましたが、なんかぴったりとはまるものがありませんでした。
 結局少々ずれても不規則になってもやいやい言わないようにしたのが一番よかった気がします。でも、それでmimiの睡眠が規則正しく改善したわけではありません。みんなと同じように規則正しい生活習慣を送らないといけないという嫌なストレスが減った分、元気になったんだと思います。

 睡眠障害の中には、どうしても睡眠時間がずれていくという人がいて、どんなに調整しようとしてもうまくいかなくて、仕方なく自分の睡眠に合わせて仕事をするようにしたという人の事例がありました。
 睡眠を調整するという名目で何でもかんでも光をあてて治療するというのはどうなんでしょう。ずれていくのは生活上支障があるかもしれないけれど、病気なんでしょうか?
 これは極端な例のように思っていますが、こんなふうに睡眠時間とか睡眠リズムというのは、かなりの個人差があるものなのではないでしょうか。
 それなのに社会に合わせてみな一様に調整しようとするところに無理があるのではないかと思うのです。これだけオリジナル性だ個性だと言うなら、健康のかたちも生活スタイルも、もう少しいろいろになるといいなあ。