断りやキャンセルの決断
的を絞るって難しい。ごちゃごちゃと注意が散漫しやすい非言語性学習障害のmimiにはかんたんなところから練習していいったほうがよさそうです。mimiのチェックシートには、その日にすることを三つだけあげるようにしました。いきなり三つに絞るのは難しいので、
・期限があるもの
・できそうなもの
をもとに見つけるようにアドバイスしています。ふつう期限が迫っているものは最優先にするのですが、最優先は決めないようにしています。そのときの調子で確実にできそうなものを一つ選ぶことにしました。その中には調子が悪くて何もできないという選択肢もあることを伝えています。
絞り込みの練習をするにあたって、もう一つ避けて通れないのが断りやキャンセルをすることです。これがmimiのストレスの原因の一つにもなっているのですが、少しずつ慣れていくしかないかなあと思っています。
mimiは完ぺき主義的なところがあって、断りやキャンセルはしてはいけないことのようにかたくなに思っているところがあるので、そうした意識が徐々に変わるようにゆっくり何回も話をしていくつもりです。
・予測や見込みは最悪の場合を考えること
・ぎりぎりまでねばってがんばってもうまくいかないことのほうが多いこと
・断りやキャンセルをはっきり言うことは失礼ではなく礼儀であること
といったことを説明しています。
かたくなに完ぺきを目指してがんばってしまうことが多かったmimiですが、だんだん柔軟に考えられるようになってきたと思います。キャンセルや断るなんてことはまったくできなかったのに、どうにか決断できるようにもなってきました。
連絡するときはさすがに憂鬱そうですが、自分で決めて行動できたときは嬉しそうにしています。体調が悪くて休むという決断も前よりずいぶん楽にできるようになってきました。
それでもまだまだいろんなところで簡単に不安定になります。一度うまくいっても次に同じようにできるとも限りません。ゆっくりあせらないように励ましていこうと思います。