発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

親だからできること、できないこと

 本人がわからない以上、わたしが何とかせねば……。mimiのことを一番わかっているのはわたしだ。そんなふうに力が入り過ぎていた時期がずいぶんあった。

 でも、親だからできることもあるけれど、親だからできないこともあるということを思い知るようになった。親というのは両親に限らず、親しい人や身近な人と言いかえることもできる。
 人はそうした親がいれば育つというものではないようだ。他者という存在が人の成長には欠かせないことがわかってきたのだ。
 わたしはmimiの友だちにはなれないし、先生とも違う。まして他人ではない。わたしは親としてしか接することができない。その限界に気づいたのだ。
 わたしはmimiの一生を支えていくことはできない。

 だからどんなかたちであれ、ほんのわずかでもいい。mimiの助けになる人を増やしたいと思っている。そのために、mimiには助けを求める方法を身につけてほしいと願っている。また、mimiができることは、無理のない範囲でできるようになっていってほしい。がんばってするばかりでなく「いい加減」を学んでいってほしいと思っている。

 mimiと接する人たちに対しては、とくにmimiに対する理解を深めてほしいとは思っていない。むしろその人それぞれの受け止め方をしてもらえたらいいと思っている。わたしは厳しい見方も誤解も偏見もゼロにはできないと思っているからだ。mimiに限らず、わたしたちはみんなそうしたものをかわしながら、それでもなんとかつながりを見つけて生きているのではないだろうか。
 その中でmimiの困難について、これまでの経験をお知らせしていきたいと思っている。
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