発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

ありのままのmimiたろうを受け入れる

 mimiたろうは、通信制の高校に在籍していますが、この一年、とうとう一度もスクーリングに出席できませんでした。通信とはいえ、最低でも隔週に一回ぐらいは登校しなければ単位はもらえません。あらためて高卒の資格を得ることの難しさを感じています。
 受験の作文と面接、そして入学式とオリエンテーションは何とかこなし、mimiたろう自身「よし、だいじょうぶ」と張り切っていたようでした。ところが、いよいよ授業が始まる五月になると調子が悪くなり起き上がれなくなってしまいました。
 mimiたろうの落ち込みはひどく、見ていられませんでした。わたしは、そう簡単に学校生活がうまくいくとは思っていませんでしたが、まったく何もできない状態に戻ってしまったことには、やっぱりmimiたろうと同じく落ち込みました。もう、どうしていいのかわかりませんでしたが、いっしょになって沈んでいてはいけないと思い、あせらないで見守る覚悟を決めて、明るく元気にしていようと何度も何度も自分に言い聞かせました。そうできたとはとても言えませんでしたが、徐々にありのままのmimiたろうを受け入れて変わらず好きでいようと思いました。
 それまではmimiたろうが元気になることを願わなければ、mimiたろうの未来をあきらめてしまうことになりそうで、だから今の目の前のmimiたろうを必死で否定し続けてきたところがありました。でも、今の苦しんでいるmimiたろうを認めて応援していこうと思うようになりました。それはあきらめることとは違います。そのことがやっとわかったのでした。