発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

片づけ

 こんまりさん(「人生がときめく片づけの魔法」)の出演しているテレビ番組を見て、わたしもまた片づけたい衝動にかられている。わたしは掃除や片づけが嫌いではない。でも、あまり得意ではない。その証拠にあれこれやってみるのだけれど、結局ものの位置が決まらず、しばらくするとリバウンドしてしまう。
 まだまだ捨てきれないものがあるからだということはわかっている。わたしは結構思い切ってものを捨てることができるほうだ。特に年をとって体型が変わってきたここ数年は、なかなか片づかなかった衣服の整理がかなり進んでいる。でも、やっぱり仕分けは疲れる。一気にやろうと大騒動すればするほど、途中で嫌になって最後はいい加減になる。

 片づけの先生たちは、みんなおんなじようなものだと思っていたけれど、こんまりさんはなるほど指導がうまい。「捨てる」行為のストレス(捨てられない自己嫌悪感や捨てる罪悪感)を軽減するために、捨てる意味を上手に丁寧に説明するところが一番の特徴だ。理想論や精神論に終わらないで、「ときめき」というかなり乙女チックな言葉をポイントにしながらもしっかりした理論があるところに感心した。片づけは教わらなければきちんとできなくて当然だという考えをもとに、先生としての毅然とした姿勢が見事なのである。

 行動動線や収納グッズ、使用頻度は気にしないというのにもびっくりした。それだけ徹底的にまずものを減らすということなのだろう。

 一番勉強になったのは、家族個人のものには手を出さないというオキテだ。なるほどそうだなあとあらためて肝に銘じることにした。自分のものや共用場所がきれいにできればそれでいい。mimiには片づけの仕方をアドバイスすることにして、できるだけ自分ひとりで片づけたほうがいいということを話そうと思う。手伝わなければ、とずっと気が重かったのでちょっと楽になった。自分の片づけをせっせとするようにしよう。

 mimiを見ていると、こんまりさんが「片づけると人生が変わる」と言っている意味がよくわかる。mimiの部屋はmimi自身の混乱を表している。自分で少し掃除をしたり片づけができるようになってくると、頭の中も少し整理できてきて、いろいろなことが考えられるようになってきたように思う。「お部屋とからだはつながっている」というのは本当だとつくづく思う。
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