発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

停滞中

 予定していた診察が二週間延期になった。心理センターの先生との面談も二週間先になった。ちょうど寒い日が続いていたので「ま、いいか。」と思っているが、あれこれ思案するばかりで整理がつかず、どん詰まり感で重たい。
 mimiたろうも頭痛でリズムを崩している。先日、久しぶりに外出し、証明写真を撮るついでにマクドナルドに行って買い物を頼んだところ、緊張のあまり疲れきってしまったようだ。どこへ行くにもわたしがいっしょで、直接人と接しないことに慣れ過ぎてしまったのだろうか。これまで対人トラブルはほとんどなかったし、受験のときも何とかがんばっていたので、ソーシャルスキルに関しては、正直最近はまったく心配していなかったのだが、甘かったか。
 成長に必要な失敗の経験を見守り、くじけないで危機を乗り越えるための安全な訓練をさせるというのは、どんな子どもにも共通しているあたりまえのことである。この「あたりまえ」がくせ者なのだ。事実わたしは、mimiたろうの特質を知らなかったばかりに「あたりまえのこと」と思ってしてはいけないことを数々してきたのである。「知らない」とは恐ろしいことだとつくづく思う。親ならなおさら「知らなかった」ではすまされない。
 わたしは知りたい。mimiがどうすれば毎日元気に過ごせるのか。どうすればハイテンションとローテンションを行ったり来たりしないで穏やかに過ごせるのか。どんなプログラムを作ればいいのか。誰にどんな協力をお願いできるのか。
 mimiの特質や可能性についてもほかの子どもたちと同様に未知であり錯綜していることも承知しつつ、今の状態を乗り越えるトレーニング方法を見つけていきたい。