発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

気を使うところが違う……


人間関係が苦手といわれている発達障害ですが、mimiの非言語性学習障害は、おしゃべりで愛想のいい人が多いと言われています。mimiも一見にこにこしていてそこそこ社交的に見えたりします。でも、実はとてもストレスを感じていると言います。

 mimi本人は、他人にとっても気を使っているつもりでいますが、一般的な気の使いようとはちょっと違うということがわかってきました。
 相手に変に思われないようにしようというところでは本当に気を使っています。それだけを見ていると、気配りのできる人のように思いますが、実は相手がどんなところでどうして変に思うのかというところがまったくわかっていないので、ただやみくもにびくびくしているだけだったりするんです。

 mimiは、愛想がよくそこそこ話もする方なのでわかりにくいのですが、実は他人にあまり興味がなく関心が薄いので、他人の行動や思考が予想できないみたいなのです。よくいえば、やじ馬根性が乏しいんです。他の人がどんなことに興味があって、どんなことを知りたがっているか、といったようなことは、まったくどうでもいいみたいなんです。
 たとえば友だちが誰のことを好きで、誰とつきあっているかとか、お小遣いはどれぐらいもらっているかとかいったようなことにもまったく興味を示さず詮索もしないので、ある意味お行儀がいいんですが、多くの人がほんとのところは興味しんしんなことに無関心過ぎるというのは、人の本音とか本心にも無関心ということにもなり、その結果、人の心の動きが想像できないということになるみたいなんです。で、何でも「わからない」ですませてしまうのです。

 興味のないことに「もっと関心を持って」とか「空気を読め」なんていうのはちょっと酷なので言いませんが、もう少しほかの人の目を意識できるようになると、だいたいまわりの人がどんなことを考えているのかがわかってきて、むやみにおそれたり気を使い過ぎて疲れることも減るだろうになあと思うのです。でも、どんなふうに説明すればいいのか難しい……。
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