発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

卒業

 お世話になったスクールカウンセラーの先生の移動が決まり、とうとう中学校での母の会は解散することになりました。はじめはおたがいにおそるおそる集まっていただけの集会で、これと言って大した話をしているわけでもありませんでしたけれど、いつの間にかとても救われていました。とうとうわたしもこの中学校を卒業しなければいけなくなりました。
 
 先生やお母さんたちとは連絡先を交換して、また会う約束をしましたが、帰り道、何十年ぶりに、何だかさびしくて心細いあの卒業のときのせつない気持ちを思い出してしまいました。

 mimiは世間の人のテンポとはずれていますが、精神的には落ち着いて過ごしています。毎日ピアノの練習だけは欠かさず熱心にしています。何をどれだけするかがよくわかっているようです。ほかの教科の勉強もそんなふうにどうすればいいのかがわかれば、きっとまじめに取り組めるようになるのではと思っています。

 ただ、どれぐらいのことが毎日できるか、まだまだ未知数です。受験勉強は特殊なので、どんなふうに進めていけば無理なくできるのか模索中です。

 短期集中でできるものと、やっぱり少しずつの積み重ねが必要なものとがあると思うので、いい方法が見つけられるといいなと思います。

 とにかく、学校の勉強とか試験とか、これまでほとんど縁がなく、経験も少ないので、またみんなと同じようにやろうと思わないで、マイペースでどこまでやれるかです。時間がかかるのは覚悟しなくてはいけないと思っています。

 来年は、体育のスクーリングに挑戦です。これが一番のヤマかなあ……。それにしても、毎日運動不足でやせ細っているので、ちょっと心配です。