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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

春を待つ

一人っ子のmimiが中学生になってから不登校になり、今は通信高校の生徒なので、うちは学校行事にまったく縁がありません。受験シーズンだのインフルエンザ大流行で学級閉鎖などというニュースはどこか遠い国のお話みたいでした。

ほんの少し前まで、そのことがとても物悲しく、自分たちだけ社会から放り出されたような何ともいえない疎外感にさいなまれたものでした。うちの中だけ季節感がなくなり、時間が止まってしまったようでした。

それが少しずつ薄れてきたのは、mimiが中学校を卒業してからでしょうか。義務教育からの解放感のせいなのか、徐々にふっきれて、わたしだけでなく、mimi本人も少しずつ軽くなっていったようでした。

とはいえ、卒業してからの一年は、結局まったくスクーリングに行けないまま一つも単位が取れずに終わってしまい、ちょっとmimi本人はがっかりしていました。でも、わたしはそれほど暗い気持ちになりませんでした。mimiの精神状態が落ち着いてきているのが嬉しかったからです。

そして二年目の今年はというと、学校だけでなく、ピアノの発表会や自然史同好会といった活動にも参加するという目覚ましい一年になりました。

来年度の受講指導を受けるシーズンが来ました。これは必ず本人が参加しなければ来年の受講ができません。去年は、わたしが学校に連絡をして本人に付き添って行きました。
通信制の先生方は、事情のある生徒たちには慣れており、とくに気を使うようすもなく、ごく自然に親切に対応して下さり、あきらめないで卒業を目指すように励ましてくれました。mimiも少しほっとしたようで、スクーリングに行く覚悟をしていました。
二月でしたが春めいた暖かい日で、少し薄着して出かけた覚えがあります。

今年は数年ぶりに格別寒い冬になりました。いつにもまして春が待ち遠しいです。

先日、1月まで作文の生徒だった受験生から志望高校に合格したという嬉しい知らせを受けました。入試の小論文が上手に書けたからだととても喜んで、わたしにまですてきなフラワーアレンジメントをおくってくれました。(恐縮です。)春色ピンクでとてもいい香りがしています。

この春に関東から九州に引っ越す生徒もいます。仕事や家庭の事情ではなく、避難するということでした。まわりにはそうした人たちが結構いるのだそうです。

また、中学の時から9年間ひきこもって苦しんでいる青年とその家族が出てくるドラマを見ました。身につまされました。ドラマはわずかな光を感じさせるものになっていましたが、いまだ何の光も見出せない人たちは、どんなふうに感じたでしょうか。

今年の冬は日本中、それぞれにいろんな意味で真冬の厳しさを味わっている人たちがいることと思います。
でも、ありがたいことに、いつか必ず雪はとけて春がやってきます。
そのときまでしぶとくしたたかに何とか待ち続けようではありませんか。