発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

思いやる方法は一つじゃない

 mimiの後期のテストは来週が山場を迎えます。わかっていたこととはいえ、レポートの提出とテストの準備とスクーリングの予定が混んできて、だんだん眠れなくなってきているようです。よくがんばって登校し、勉強もしていたので疲れてきたみたい。しばらくなかった頭痛の発作も出てきました。

 でも、以前のように不機嫌に落ちこんでは意地になって無理をするようなことがなくなり、切り上げて休む決断ができるようになったのを見ると、成長したなあとほんとに嬉しくなります。だから少しぐらい戻りがあっても安心して見ていられます。
 わたしたち家族の受け止め方が変わってきたことも大きいと思います。非言語性学習障害のことがわかっていなかったときは、知らないうちに平気でmimiを追い詰めるような言動をしていました。

 しかし、mimiのわかりにくい特質を見抜き見守っていくのに、必ずしも非言語性学習障害とか発達障害のことを知らなくてもかまわないと思っています。たまたまわたしは非言語性学習障害という診断名をとおしてmimiの苦労がわかるようになり、mimi自身も自分のことを理解し受け入れられるようになったけれど、mimiを理解する手段はこれ一つではないと思うのです。

 mimiの家庭教師をしてくれている学生の指導をされている大学教授は、発達障害というものを信じていない感じです。ほかにもmimiの診断名を知らなくても、mimiの困難をよく理解してくれる人はたくさんいます。わたしもむやみに病気や障害と思い込み過ぎるのも危ないと思います。

 でも、わたしたちのように、診断されることでその特徴がつかめるということもありえます。とくにmimiのように体調を崩してしまうような人は医師との関わりも大切にしていきたいところです。
 要はサポートしようという気持ちが大事なのであって、道はどっちでも「あり」でいいと思うのです。
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