発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

はかどらない!

 わたしも片づかないことや間に合わなくてうやむやになってしまうことに日々追われています。深刻にならないで何とかやり過ごせているのは大ざっぱな性格と年のせいでしょうか。学生の頃や勤めていたときは、mimiと同じようにいつも時間に追われていたように思います。

 今もGTDでいうところの「いつかやる」ことが多過ぎで困ってます。次の行動も見つけてあるのにはかどりません。たいしたことない日課だけで一日が終わってしまいます。
 やることが多過ぎるといっても、ほかの人と比べると、たぶん少ないと思います。わたしはmimiと違ってやることを減らして絞るのが得意というか、そうして楽する方が好きで、欲張って何でもやりたがるタイプではないからです。

 少ない仕事がこなせない原因の一つは、わたしも睡眠です。昔から長いんです。いっぱい寝ないともちません。でも、睡眠の質が悪いとも思えません。いつでもどこでもすぐに眠れるのがわたしの特技で眠れなくて困ったことがないからそう思っているのですが、わたしもやっぱり発達障害で脳に負担をかけているのかもしれません。

 昔からマラソンが大の苦手でスタミナがないったらありません。そのおかげで楽に効率よくする方法を見つけるのが好きになりました。あきらめよく、ものごとを絞るのにも捨てるにもあまり抵抗がありません。たいていのことは調子がよいときにやればいいと思っているので、いつまでも「いつかやる」ことは減らないのです。

 わたしのほうがmimi以上にもっともっとものごとを減らしてすっきりしなければいけないのかもしれません。こんなわたしでも年を重ねた分、ひきずっているものも結構多いからです。
 このごろはやりたいこと、中でも新しいことをするのがどんどん慎重におっくうになっています。以前は考えなしにパッと行動しては失敗するたちだったのになあと複雑な気持ちです。利口になったと思っていいのかなあ……

 このごろ明治生まれの祖母が生前世の中の変化にとまどっていたことをよく思い出すんです。わたしもこれまでにどっぷりつかってひきずっていたものたちがすっかり通用しなくなって意識改革を迫られています。今の私はあのときの祖母とそっくり同じです。祖母はあのときどんな気持ちだったのか、聞いてみたいです。