発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

幸せ比べ

 非言語性学習障害といっても、一人として同じ症状の人はいないんだろうなあ。
そう思ったので、mimiの記録をしておこうと思って書いています。たいへんだったなあと思うことも、これからたいへんだなあと思うことも尽きません。

 ときどき、ニュースなんかを見ていると、あたりまえのことなんですが、たいへんな思いをしている人って、他にもたくさんいるもんだなあと思って複雑な心境になります。
 複雑というのは、自分たちだけがたいへんだなんて思ってちゃいけないんだと励まされて元気になることもあれば、自分たちの苦労があまりにもちっぽけで、そのことでぐちぐち悩んでいる自分がとても情けないような気持ちになったり、なんかどこかで人の苦労と自分の苦労を比べてホッとしたりしている自分に気がついて、何だかとても不謹慎でいやーな感じがするのです。

 人と比べても幸せになれないってよく言いますけど、人の不幸と比べて安心してしまうようなところがどうもわたしにはあるみたいなのです。それが嫌だなあと思っているのに、もう自然にわいてきてしまっているのです。知らないうちに。
 でね、結局わたしは全然たいしたことないことで毎日ぐちぐちしているんだなあって、やっぱり嫌になるんです。ほんと、つまらないですねー。
 人の不幸は蜜の味なんて言いますが、結局嫌な感じが残ってしまうので、わたしはあったかくなるようないい話がいいなあ。うらやましくてねたましくなる話はだめよ……。

 でもね、幸不幸は外から見てわかりません。傍目にはどんなに苦労ばかりしていて不幸せに見えても、その人が不幸かどうかは別です。苦労と不幸はイコールではないし、幸せは、すべてが満たされているときに感じるものとも限らないような気がするからです。
 幸せって何? って言われると困るんですけど、ふっと感じるもので、残念ながらなかなか持続性ない気がします。ずーっと幸せってのはないのかなあ。
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