発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

かっこいい「おひとりさま」って!?

 mimiのスクーリングの送迎にいくと、生徒たちのほとんどは「おひとりさま」です。スクーリングといっても行くたびに周囲のメンバーは変わるので顔なじみになることがまずないようなのです。自分から話しかけないおとなしい感じの人か、茶髪系のコワイ人に大別されるので、話しかけるきっかけもなさそうです。
 そんなわけでmimiも昼休みに学校で過ごすことができません。お弁当を食べる教室があるらしいのですが、そこにはいられないというのです。外のベンチで一人お弁当を食べている人もちらほら見かけました。生徒たちにとって、体育の時間の次ぐらいにこの昼休みは居心地の悪い時間のようです。

 教室をネットカフェみたいにもっと小さく区切った空間にしたらみんなリラックスできるかも。

 わたしが学生だった頃はもっと「おひとりさま」はきつかったと思います。とくに女子はどこかのグループに属していなければ学校生活は送れないと言っても過言ではありませんでした。グループ行動が苦手なわたしでもそんなふうに思ってがんばっていっしょにいてくれそうな子といっしょにいるように努めてひとりぼっちにならないようにしていたぐらいですから。
 今の子たちのほうがもっとつきあいがゆるい印象だったのですが、一人でいるのを見られたくなくてトイレで食べる大学生がいるというドラマを見たときはびっくりしました。テレビドラマの話なのでどこまで本当なのかわかりませんが「おひとりさま」を避けようと必死になるのは今も昔も変わらないのかもしれません。

 その一方で「いつでも誰かとつるんでて、一人では何もできない」なんていう悪口もよく耳にします。一人でかっこよく行動できる人は今もそれほど多くないように思います。一人でいる人のことを「さびしい、かっこ悪い人」ときめつけてしまうのはどうしてでしょう? 一人でもかっこいいのにはあこがれます。
 だいたい誰にどんなふうに見られても気にしないようにすればいいだけのことなんですけど……。
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ