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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

非言語性学習障害における情報処理困難の実生活上の問題とは

 非言語性学習障害に見られる情報処理の問題は、実生活のどんなところに影響があるかというと、一番わかりやすいのは処理速度のスピードが遅いことです。知能検査では知能指数のわりに並列処理が遅いみたいなことを言われました。
 と言っても、mimiは授業中、話を聞きながらノートに書くこともしていましたし、楽譜を見ながらピアノを弾くこともできます。できるじゃないか、とはじめは思いました。
 でも、気になったり不安なことが二つ以上あると、途端に内心混乱状態になるということがわかってきました。気がかりは一つでもちょっと複雑になるとダメみたいです。こういうことは、外から見ていてわかりにくいです。本人は混乱状態があたりまえになっているので困っていることがわかりません。
 
 どうしてこんなにすぐに心配したり不安になったりしてしまうかというと、情報処理に問題があるかららしいです。これまでの体験がうまく整理されないので、ほかの人のように予測や推測がうまくできません。毎日が新しい未体験のできごとと同じ感じになってしまうのです。
 これは結構大変なことです。覚えたり考えたりする能力は人並みにあるみたいなので、ごちゃごちゃした部屋の中を力技で必要なものを探し出し、何とかその場をしのぐような状態なんだそうです。もちろん見つけられなくてパニックになったりフリーズしたりすることもしばしばです。想像を絶する効率の悪さにわけもわからず疲労してしまうというわけです。

 こうしたことを本人はものごころついた小さい時からあたりまえのこととしてやってきていますから、混乱しておかしいと思うはずもなく、助けを求めたりもできません。だから成長と共に複雑になって処理しきれなくなっていく情報の山と日々格闘し、わけがわからないままくたくたに疲れきってしまうまで周囲はほとんど気がつくことができないのです。

 mimiのような発達障害は大したことないといったことを言う人がいますが、わたしはmimiの状態を知るにつけ、その深刻さとわかりにくさにただ驚くばかりです。大したことないとか気にし過ぎだと言う人は、本当にその困難さがわかっているとは思えません。本当に見えにくいですが、社会生活を送る上で、実はかなり深刻なハンデであることを知ってもらえるといいなあと思います。
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