よい生活習慣はみんな同じか
わたしは「規則正しい生活」というのをたいへんうるさく言われた時代に育ちました。早寝早起きはあたりまえ。若いころから寝るのがきらいじゃなかったわたし、早寝は何の苦もなくできました。
おかげで流行していた深夜ラジオも9時以降のテレビも知らないまま、クラスメートの話についていけない学生時代を過ごしてました。
朝ご飯、食べないなんてことはあり得ません。何が何でも少しでも何か食べなくてはいけませんでした。食が細かったわたしにとって、それは大変苦痛なことでした。かといって「何も食べないと気持ち悪くなる」というような教えを信じ込んでましたので、とにかく何でもいいから一口でも食べるようにしていました。
当時は疑いもなく良いことだと信じていた生活習慣でしたが、今は「ちょっとどうなの?」と疑い始めています。どうしてって、当時早寝はしていたけれど、朝は少しもすっきりしていなかったし、食欲もなかったからです。
今も確かに「早寝早起き朝ご飯!」という標語があるみたいですが、『朝食を抜くと病気は治る』(甲田光雄)という医師もいます。わたしはこの医師の『奇跡が起こる半日断食』という本を読んで朝食抜きの半日断食をしています。いいかどうかはまだ何とも言えませんが、これまで信じこんできたあたりまえのことを見直してみようと思っているのです。
・夜中に蛍光灯の光を浴びるのはよくない。
・朝日を浴びなければ目覚めない。
とちまたでよく言われている常識もどんなものかと思っています。
mimiも大学病院で光治療を受けました。また、メラトニンを処方されて服用したこともありました。でも、mimiにはほとんど効果なかったみたいです。言われていることは間違っているわけではないと思うのですが、mimiには通用しませんでした。
発達障害の人は睡眠障害になりやすいという話もあります。たしかにmimiは、フリーズしてしまったり時間を予測できなかったりして時間の感覚が鈍いようなところがあります。
睡眠についても人間のからだについても、単純明快な理屈を言える人なんていないということではないでしょうか。まだまだわからないことだらけなんだと思います。だったらこれまでの常識を捨てて、もっといろんなことを柔軟に試してみてもいいかなあと思っているところです。何がぴったりくるか、わかりませんから。