イライラの原因は自分にある
家族にイライラするときは、自分の部屋に原因がある
とある。こんまりさんは、片づけない家族にイライラをつのらせ、家族のものを勝手に捨てては反省するどころか開き直っていたところ、とうとう家族に片づけ禁止令を言い渡されます。そこで仕方なくあらためて自分の部屋を見まわしてみると、捨てるものがいっぱいあることに気づいて反省し、黙々と片づけを始めました。すると不思議なことに、家族もあとを追うように自分からモノを減らし片づけ始めたというのです。
誰かが片づけはじめると、片づけは連鎖反応を次々と呼んでいく
とあります。
わたしもmimiのことを何とかしたいと、mimiが変わることばかりを期待していたときはイライラするばかりで少しもうまくいかなかった。あるとき疲れてしまい、mimiを動かそうと躍起になるのはやめて自分のことをしようと考えた。作文の仕事のこと、掃除やペン習字、気晴らしのつもりでmimiのことを忘れてしまうほど熱心に打ち込んだ。
そうすると、こんまりさんも
少しくらい家族が散らかしていても、まったく気にならなくなる
と書いているように、わたしもmimiが少しぐらい動けない日が続いても以前のように気にならなくなった。それから徐々に自分がmimiのためにできることを考えていけるようになってきたのだった。
こんなふうにわたしの心持ちが変わったからだけでもないだろうが、mimiのこの一年の活動ぶりには目を見張るものがある。
まわりを変えたいときは、まずは黙って自分が変わることといった話はよく聞いていたが、まったくそのとおりであることを実感している。イライラの原因はまわりにあるのではなく自分の中にある。