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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

決められない人のために


 mimiはほんのささいなことにもいちいち迷って決められないことがよくある。驚くのは、
・風呂に入ろうかどうか。
・ごはんのおかわりをしようかどうか。
・ピアノの練習をしようかどうか。
といったことが決められないままに、数時間から半日ぐらい余裕でフリーズして止まってしまうことだ。ぐずぐずと迷っているというより、その間時間が飛んでしまっているような感じなのだ。声をかけると、はっとして
「あー、もうこんな時間。」
とがっかりする。

 決められない理由はいくつかあるのだろうが、見たところ混乱して思考停止してしまうような感じだ。なぜ混乱するのかといった専門的なことはともかく、そういうときにどうすればいいかということをあれこれ試行錯誤した結果、よかった方法は、シンプルなルールを場面ごとに決めておくというものだ。

 たとえば「15時以降に起きた日はピアノの練習を休む。」
というように、時間などの具体的な数値の入ったルールを作っておけば、機械的・自動的に判断することができ、決める負担を軽減することができる。
 mimiの場合、主に休むタイミングを決めるためのルールを作っている。体調不良であってもなかなか休む決断ができず、結果的に休んでしまったらそれはそれで自己嫌悪で落ち込んでしまうといった悪循環があらゆることに影響していたからだ。mimiにとって自分で簡単に体調管理ができるようになることは最重要課題なのである。

 mimiはもともと真面目で決められたルールに従うのは得意である。そのいいところを生かすためには、実行可能なルール作りがポイントである。高い目標に向かってがんばるのではなく、小さな成果を積み上げていくことが大事である。そのとき、本人が不満や物足りなさを感じないですむように、自分で決断できたことを評価するチェック表を本人がつけるようにしている。
 はじめはわたしがルールを提案していたが、最近では自分でも継続可能で現実的なルールが作れるようになってきている。また、主治医のアドバイスのおかげで失敗に対する抵抗もずいぶん小さくなってきたようだ。

 判断できないこと、迷うこと、悩むことは、人間にとってはごくあたりまえのことである。その負担を軽くするテクニックやアイデアは、mimiに限らずどんな人にも役に立つ知恵になりうることがあるかもしれない。ユニバーサルデザインである。
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