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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

見立てのいい先生

発達障害

 わたしに遠慮しているのだろうか。学校の先生やお医者さんたちの多くは、mimiの困難を大したことではないかのように言う。
 mimiは調子が悪い時は外に出ないし誰にも会わない。だからたいていの人はにこにこ笑っているmimiしか見たことがない。それで「思っていたよりも元気そうでよかった」などと言われる。
 高校生になればふつうの生活が送れるようになるから中学校の間は特別支援学校でゆっくり学校生活を送るといいという医師もいた。
 いったい何が大したことなくて何が問題でゆっくりしたほうがいいのか、すべてが漠然としていてよくわからなかった。
 わたしもあまり重大に受けとめるのは、何だかmimiに悪い気がした。でも現実のmimiはしんどいと言ってはずっと寝ている生活で、結構深刻な状況だった。

 そんな中でmimiの困難を的確に短時間で見抜いた人が二人いる。
 一人は今の主治医で、障害があると診断した医師で、もう一人はつい最近一度お会いしただけの特別支援学校の先生である。両者共通しているのは、たくさんのいろんな人を見てきた経験を持っているということだ。経験はあってもあまりピンとこない先生方もいる。
 わたしたちとの相性というよりは見立てのセンスではなかろうかと思う。多くを語らずともmimiの苦労が瞬時に伝わることに驚かされた。そういう人とは話をするだけで少し前進できそうに思えるからふしぎだ。
 主治医はmimiの困難を本人や家族以上に懸念し慎重に対応する。ときどき「そんなに深刻なのか」と愕然とした思いになることもあるぐらいだ。
 わたしは、だんだん大きくなっていくmimiのそばにくっついて、どの程度世話をやけばよいのか、その距離感に悩むことが多かった。困っていることは助けてやりたい。でも、成長を妨げるようなことはしたくない。
 主治医はそうしたわたしの悩みにもすかさず共感してくれる。悩みはつきないが、主治医にサポートし過ぎることはないと慰めてもらい、mimiには苦手なことは何でも手伝ってもらえばいいと話し続けてくれている。
 そのおかげでmimiは徐々に自分の困難を受け入れ自覚するようになって、混乱する前に必要な助けを自ら求められるようになってきた。大きな変化である。
 mimiは想像以上に混乱しやすく疲れやすい。かなり細かいステップを踏んだ練習や訓練が必要だということがわかってきたが、そうしたステップを踏めば、できないことは少ないかもしれないという希望が持てるようにもなってきた。
 きょうは、何回か挑戦しては失敗していた卵焼きをきれいに巻いて作っていた。こんなふうにできることが少しずつ増えていくといいなあ。
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