発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

生涯支援が必要ということ

 アスペルガー症候群と非言語性学習障害
によると、

非言語性学習障害やアスペルガー症候群がある人たちに対して、その家族は、生涯を通して支援を続けていく。

とある。なぜなら、状況に対応する方法を身につけていったとしても、背景にある神経生物学的障害自体を治すことにはならないからだ。
 
 若いころ、わたしは誰にも迷惑をかけないおとなになりたいと思っていた。誰にも文句を言わせないような生き方ができると思っていた。それがどれほど思いあがった生意気な考えであったか、当時はまったくわかっていなかった。
 どんなに元気な人でも、どんなにすぐれた立派な人であっても、突然病気になるかもしれないし、思いがけないトラブルに巻き込まれるかもしれないのだ。そんなことも想像できなかった。
 恥ずかしながらおとなになってはじめて「誰のお世話にもならないで生きている人なんていない」ということに気づいたのである。人間は誰でも一人では生きられないのだ。できることと言えば、なるだけ迷惑が小さくてすむように努めることぐらいなのである。

 mimiの場合、迷惑が少なくてすむようにするために神経を使うのはどうかと思う。どちらかと言えば、あらゆる人に助けてもらえるように努めなければならない。そのことがこの先負担になることがあるかもしれない。
 そういうときは落ち込んでも愚痴っぽくなってもいい。でも、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。そして、mimiだからできることを少しずつ見つけていけたらすてきだ。
 助けてもらうことに誰も卑屈になる必要なんてないのだ。そう心から思えるような世の中になったら、おたがいみんな、もっと楽になるのにね。

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