発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

進路

仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談
 相変わらず睡眠時間は安定しないものの、mimiはスクーリングなど外出の予定は積極的に順調にこなしている。外出後は疲れてペースの狂うことが多かったが、たまに元気な日もあり、疲労回復がはやくなってきているようだ。
 
 先日お会いした特別支援学校のK先生には、mimiの高校卒業後の進路相談をしに行った。中一の秋から不登校で、ほとんど学校生活を体験しておらず、体調も不安定なmimiにこれから先どんな可能性がありそうなのか、何か参考になればという軽い気持ちだった。
 去年までまったく動けなかったmimiのことを思うと、わたしにとっては今年のmimiは想像もしなかった大変な躍進ぶりなので、先行きの不安より、うれしい気持ちのほうが大きい。

 mimiはこのごろ大学進学にこだわらなくなった。でも、将来どうにかして自立したいと言ってくれている。それで、ぼちぼち一緒に進路について考えていこうと思っている。発達障害の人の進路については、年齢に関わらず、本人任せにし過ぎてはいけないというようなことが言われている。また、mimiの通信制の高校では、進学指導はしてくれるが、就職指導はしてくれない。それでなくても友人知人もほとんどなく、社会生活の経験もないmimiがたった一人で将来のことを決めていくなんてちょっと無理である。つかず離れずでやっていこうと思う。

 K先生に紹介されたところは、もともと障害者対象の生活支援をしていた団体であったのが、今はあらゆる人の就業・生活支援の相談センターになっているというところだそうで、とても親切でおすすめということだ。なかなか就職できない若者から病気やけがで療養していて仕事を失った人などさまざまな事情の人が相談に来ているらしい。高校生は二年生ぐらいからすでに相談に訪れているという。場所もうちから近くてびっくりした。
 卒業のめどがついたら相談に行ってみますと言うと、今からでもいろいろな話を聞きに行くといいと言って、先方に直接連絡をして下さった。働き方も仕事も、またその訓練の方法もさまざまあると心強いお話だった。  
 元気で何の問題もない若者でさえなかなか就職できないと言われているこの頃であるが、案外地味な真面目さや誠実さが社会では結構重視されるという。ゆっくりじっくりあせらないでいきたい。