発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

準備の仕方がわからない

 

 自然史同好会の集会にmimi一人で参加した。初めての場所に一人で出かけた。これまでには考えられなかったことだ。でも、直前まで大変だった。何時からどこであるのか、行くつもりなのか、当日もはっきりしないからだ。場所も行ったことがないところで、どうして行くかももちろん決まっていない。ただ、午前中に声をかけて起こすように言われていた。
 ところがよくよく聞いてみたら、本人はかなり以前から一人で行くつもりにしていたらしい。 しかし、何をどう準備したらよいのかわからず、結局当日になってしまったというのである。体調が悪かったのもこの気がかりのせいかもしれないとも言っていた。あらゆることがこんな調子で、まったく見通しが立たず、そのときになって立ち往生してしまうというのがパターンのようだ。
 行くか行かないかはともかく、予定していることはあらかじめ連絡しておいてくれれば準備の手伝いがゆっくりできると話すと、何を言えばよかったのかわからなかったというので、最低日時と場所は伝えてほしいと言うと、言われてみればそうだと今わかったが、そのときはどうすればいいのかわからずただ気になっていたとばかり言うのである。
 わたしも何回か日時や場所はたずねていたのだが、いつもはっきりしないままだったので、それほど行くつもりにしているとは思いもよらなかった。
 今回、またあらためてmimiのわからなさに驚かされたのだった。

 八月の一泊旅行も参加する決意を固めていた。とにかく、周囲に助けを求める方法を学んでいかなければいけない。心配は尽きない。