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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

意思決定しないのがコツ

 

ここのところゲーム作りでペースを乱し、体調も気分もすぐれないようす。気になるゲーム作成に専念してもいいのではという助言をしていたので、しばらくは機嫌よくしていたのだが、これまで日課にしていたピアノや通信の勉強がまったくできなくなってしまったことがだんだんと気に入らなくなってきた。かつてよく口にしていた「時間が足りない」という言葉を口にするようになって、暗い表情でいらいらとしている。そのうち案の定、何もできなくなってしまった。
 
 しなくてはならないこと、やりたいこと、優先すべきことを仕分けるのは、実は誰にとっても難しいことなのである。

『心はいちばん新しく入ってきたものと、最も自己主張の強いもの(いちばん感情に訴えかけるもの)を最優先事項と判断してしまう傾向があるのだ。また、心は過去や未来といった時間の概念も持ち合わせていない。つまり、やるべきことが頭に入ってきた瞬間から、心の一部は常にそれをやろうとしつづける。』(「ストレスフリーの整理術」より)


 mimiのような特質をもつ者にとってはなおさら困難であろうことはよくよくわかっておかなければいけない。

 まず、本人が日課をできるだけ少なくシンプルにすることを受け入れなければいけない。真面目で意欲的であればあるほど、受け入れがたいところがある。しかし、日課を絞ることは、やりたいことをあきらめることではなく、能力を発揮するための方法であることを辛抱強く繰り返し説明するようにする。何回も聞いて安心したいというところがあるようなので何度も話すようにする。

 次に、優先順位は機械的に決まるようなルールとシステムを作る。本人が決断しなくてもよいようにすることが大切である。mimiの場合は通信制なので、学校や勉強の縛りがかなり軽減されていることを説明し、勉強以外の気になることを優先しやすくなっていることを話す。

 後回しにしたものごとについては、定期的に思い起こし、気になることや優先順位の見直しを行う時間をつくる。見直しについても意思決定するというのではなく、ルールやシステムに従って自動的に決まるようにしておく。mimiの場合は、学校や対人といった社会的な制約のほかに体調のレベルをあらかじめ決めておいて、その組み合わせでやることが決まるような仕組みを作る。

 心残りやあきらめの気持ちをできるだけ少なくし、充実した毎日を過ごせるような工夫を考えていきたい。