発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

進路

 数日の体調不良からまた徐々に動き出し、きょうは雨の中ピアノのレッスンに行ってきた。帰宅後はぐったりソファで居眠り。


 特別支援学校の先生で発達相談を担当しておられる先生に予約の電話をしてみる。相談時間が放課後の夕方ということもあり、なかなか日程が合わず、ずっと先の七月に決まった。

仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談

仕事がしたい! 発達障害がある人の就労相談


によると、就職してからはじめて発達障害であることを告げられる例がめずらしくないことが書かれている。なかには一流大学を卒業し、一流企業に就職を果たすも職場の人間関係や仕事が思うようにできずに退職し、その後転職を繰り返すがうまくいかないといった人もいた。そうした人は、自分の特質を受け入れるのに苦しみ、相当時間がかかる。一概には言えないが、たとえ高学歴であっても、障害者手帳を取得し、ジョブコーチのもと、じっくりと自分に合った仕事と職場を探す方がよいこともあるようだ。
 あまり知られていないが、発達障害者は精神障害者手帳を取得することができる場合がある。しかし、手帳を取得することに抵抗を感じる人は少なくないと思う。わたしもmimiが障害者手帳を取得することには躊躇する。手帳取得には、福祉サービスを受けられるメリットと社会的差別を受けるデメリットの両方が考えられるからである。
 できることを少しずつ積み重ねていって、ふつうの人よりもゆっくりした歩みでいいから自立に向けて進むにはどういう道があるのか、あまり思いつめないように幅広く検討してゆきたいと思う。いずれにせよmimiの進路には、多くの人のサポートが必要である。