発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

『はじめてのGTDストレスフリーの整理術』

 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

を読む。
これはビジネスで大忙しのデキル人がさらにテキパキ仕事をこなすために開発されたシステムのようなので、わたしやmimiにはあまり参考にならないかなと思いつつ、ストレスフリーという言葉が気になって読んでみることにした。意外なことに、とても面白かった。結構な厚さの本だったが、一気に読めた。
 頭の中にある「気になること」をすべて頭の外に作ったシステムに預けるというのだが、その「気になること」を収集したあとの処理や整理の仕方がすごい画期的だと思った。
 「気になること」を処理する場合、まず次の行動だけを記しておくというところがナルホドである。たとえば「トイレットペーパーがなくなりそう」という気がかりについては、「電話で注文する」「買い物リストにメモする」という感じで次にすることだけを記しておくだけなので悩むことがない。
 次の整理の段階では処理したものを行動別に振り分ける。ここでも「電話する」「相談する」「ファイルする」「いつかする」といったグループにわけるだけなので考える必要がない。
 そして一番問題になる「実行」は、次の4つの基準を順に考える。
  1、その時の状況
  2、使える時間
  3、使えるエネルギー
  4、優先度
 ここがスゴイ! よくあるような優先順位や重要度といった頭を悩ませる判断や選択を一切しなくてもいいようになっている。このように整理すれば、
そのときの状態でできることをさっと取り出して何かしらこなしていけるというシステムなのである。
 もしmimiのようにふいに何もできなくなるようなおそれがある人や、ワーキングメモリーに困難のあるような人がそのときの状態に合わせて、そのときできることをさっと見つけて取り出せるようにできれば、ストレスは激減する。