発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

再会

 新学期、はじめての登校日、相変わらず体調不良な中、何とか出席した。ホームルームとレポートの受け取りで、代理も可能ということだったが、本人が行った。
 そこで思いがけない再会をした。近所に住む小学校からの友だちである。おうちにも遊びに行ったり、中学校へもいっしょに行くぐらい仲が良かった数少ない友だちの一人である。mimiが学校に行かなくなってから疎遠になっていた。
 mimiは名前を呼ばれてびっくりした。外見がすっかり変わってしまった彼を見て、すぐには誰だかわからなかったらしい。人違いされているのではないかと思ったそうだ。でも、話すと中身は昔のまま変わらない。彼もいろいろな事情があって、高校をやめ、去年の後期に入学したという。はじめはレポートも何回か提出し、スクーリングにも一回出席したけれど、その後は続かず、もうやめようかと考えていたところだったらしい。mimiを見つけてたいそう喜んでくれたみたいだ。事情を抱えている者同士、また幼なじみということもあって、短い時間、立ち話に花が咲き、これからの学校生活に少し光がさしたようだった。二人は連絡先を交換し、別れた。
 mimiがその後一日元気だったことは言うまでもない。しかし、次の日の家庭教師はキャンセル。何かしらスケジュールがいっぱいいっぱいの感じがして動けないみたいだ。道のりは長い。