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発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

安全な失敗経験

 ソーシャルスキルを身につけるには、実際に社会に出て経験することが必要だ。しかし、予測や情報処理が苦手なために自信を失ってしまったmimiには、新しい状況に圧倒されてしまわないように、できるだけ安全な場所を選び、失敗の経験を重ねていくようにしなければいけない。
 フリースクールもその一つである。高校生以上になると公的な支援が乏しくなり、経済的な負担が大きい。不況の中、フリースクールに通えなくなっている子どもたちが増えているというニュースには心が痛む。
 丁寧な支援は必ず実を結ぶ。社会参加できずにいる人たちの多くは、ちょっとした支えやよりどころがないばかりに機会を失っているのではないだろうか。社会参加がうまくできない人たちをサポートし、だれもが社会とのつながりが持てるような仕組みを考えていくことは、どんな人にとっても暮らしやすさを提供してくれるものになるのではないだろうか。わたしたちはだれでも社会から孤立する可能性を持っていると思うからだ。
 社会人として自立する大人を育てるために骨を折るか、自立できないおとなのために生活保護費を負担するのか、今一度考えたい。