動き出す春の予感
心理センターの先生と面談をした。お会いするのは二度目です。専門は不登校だそうである。発達障害に関してはあまり詳しくないご様子だったので、mimiの体調管理や時間管理、そのほか勉強など混乱してわかりにくそうなところを話した。
先生は、わたしが説明するために適当に書いたメモをいっしょにご覧になりながらゆっくり話を聞いて下さった。職業柄、心理士の先生方はたいへん聞き上手だ。話しべたなわたしも落ち着いて言いたいことが言えた気がします。
先生はmimiの調整能力を訓練していくのは、安全な現場で少しずつ自分の状態をモニタリングしながら慣れていくしかないというお話でした。まずは家庭教師とふれあうことからスタートです。それだけでもmimiはうきうきと興奮気味です。やはり家族以外の人との交流は、不安以上に期待や喜びをもたらすもののようだ。mimiがうれしそうにしているのを見るのはわたしも何よりうれしい。ちょっとハイテンションになり過ぎてしまうところは心配だが、これも経験を積んでちょうどいい感じをつかんでくれることを願うばかりだ。
ほかに、いろいろな人が集まってくる通信高校のスクーリングよりも、もっと安全で落ち着ける場所を見つけて同世代の子どもたちと交流する機会を持ちながら社会参加の練習をしていくのがいいということで、フリースクールの話をされた。
少しずつ少しずつ進んでいけたらいい。だれもが感じてきた期待と不安が交錯する春を迎えられるのは何年ぶりだろうか。