発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

OSが違う!?

 コンピューターにたとえて言うなら、mimiたろうはOSが普通の人のものと違うということでした。一般によく使われているOSでないために、うまく作動しないかと思えば、思った以上に激しく動き過ぎたりして必要以上に疲れてしまうというわけです。
 以前、mimiたろうの弱点は、なおるものではないので、受け入れて上手につきあっていくしかないというようなことを言われました。そのとき、できないことを無理な訓練をしてできるようにしようとしてはいけないということかと思って、少しがっかりしました。mimiたろうは、何でもやろうと思えばできる、わたしにはそう思えてならなかったからです。でも、そうしたわたしの期待がmimiたろうを追い詰めていたことも事実でした。
 ところが、主治医に「はじめからできないと決めつけてあきらめることはない。能力がないわけではない。」と言われて喜びました。つぎに「ただ、まわりの同世代の子たちと比べて、早く同じぐらいに追いつこうとあせってはいけない。時間がかかることは覚悟したほうがいい。」と念を押されてしまいました。