発達障害のことが知りたい!

中学に入学して不登校になり、発達障害と診断されたmimiと家族の記録。

発達障害

『発達障害と呼ばないで』

発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)作者: 岡田尊司出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/07/28メディア: 新書購入: 9人 クリック: 57回この商品を含むブログ (4件) を見る mimiのような軽度というか微妙な発達障害といわれている人たちのことについて書かれ…

気を使うところが違う……

人間関係が苦手といわれている発達障害ですが、mimiの非言語性学習障害は、おしゃべりで愛想のいい人が多いと言われています。mimiも一見にこにこしていてそこそこ社交的に見えたりします。でも、実はとてもストレスを感じていると言います。 mimi本人は、他…

思いがけない場面で食い違う非言語性発達障害

4月15日、通信高校の新学期が始まりました。新しい教科書を受け取る日です。数日前からmimiは緊張のせいで体調は最悪です。不安で眠れず、昼間は起き上がることができません。 まあ、それでも当日は出席したところが以前とは違います。帰宅後はほっとする…

どきどき、そわそわの春

徳島県が全国初の発達障害生徒の専門教育高校開校 (産経新聞) - Yahoo!ニュース どうして徳島県なんでしょう!? 生徒さんは全国から集まって来るのかな……。どんなことをどんなふうに教えるのか知りたいです。この先困難もあると思いますが試行錯誤しなが…

気長に見守るのってむずかしい

発達障害とそうでない人とでは、脳の活動の仕方がまったく違うことが一目瞭然でわかるようになったそうです。活動している場所が違うみたいです。客観的な診断ができたら「気のせい」とか言われたり思いこんだりする二次障害が避けられるのでいいなあと思い…

楽天的に春を待つ

去年11月の発表会以来、3か月ぶりにピアノのレッスンに行きました。 まだたどたどしい譜読みの段階でしたが、mimiが先生に連絡をして決めました。 次はもう少し譜読みができたときにまた約束することになったそうです。 スクーリングが始まる連休明けぐらい…

カウンセリング

三カ月ぶりに主治医のカウンセリングを受けました。スクーリングを無事終えて単位がとれたことや、午前中に起床するようにしていること、一人でバスに乗って登校したこと、それから初詣の人ごみや試験の後にちょっと落ちこんでしまったことを報告しました。…

できることを把握するには

「できないことを嘆くよりできることをやろう」 mimiが非言語性学習障害と診断されて、そんなふうに思うようにしてから、はたと気づきました。私自身「できることとできないこと」をしっかり把握するのって難しいことだなって……。 とくにどの程度無理がきく…

適度な困難!?

2月からピアノと家庭教師との勉強を再開しました。 相変わらず睡眠時間が不安定で、何の縛りのない自由の身でありながら、なかなか充実した時間が過ごせていないようす。 いざとなったら決まった時間に起きて出かけることができるという自信ができたおかげ…

発達障害でも無理しない道

mimiの通信制高校の新学期は5月の連休明けから授業が始まります。 それまでの間、mimiはピアノの練習を再開します。勉強は細々とできる範囲で続けるようです。相変わらず睡眠時間が長く不安定なので、思い通りにスケジュールをこなすところまではいきません…

悩みを聞いてもらいたくなったときに注意すること

通信高校の今年予定していた単位を無事取得できました。後期のスクーリングとテストは、mimiの長い睡眠時間と短い勉強時間でどうなることかと思いましたが、 いつもながらいい成績でびっくりしました。本当にmimiの頭の中は一体どんなふうになっているんだろ…

実は誰もわかってないことがわかってない

非言語性学習障害の困難の一つに情報処理の困難があります。mimiはびっくりするような記憶力の良さを発揮することがある一方で、日常のちょっとしたやりとりで混乱して動けなくなります。そのつまずくところやこだわってひっかかってしまうところには、きっ…

気がかりを忘れる技術を身につけよう

一日中ふとんの中にいて苦しんでいたmimiが一人でバスに乗ってスクーリングに行くようになるなんて、想像もしていませんでした。先のことを考えないようにして、一日一日を何とかしのいできました。 mimiがこのままでいる限り、わたしは一生救われないような…

みんなちがってみんないい!?

mimiが体調を崩して不登校になったとき、「小児慢性疲労症候群」の新聞記事を見つけました。mimiはこれではないかと思って遠くの専門医を訪ねました。すると「特発性過眠症」と診断されました。「特発性」というのは原因不明という意味だと説明されました。…

自分を知ること

順調にいけば、残り二日で今年のmimiの学校は終了です。 思いどおりに行かないこともいっぱいありましたが、それでも一人でバスに乗って出かけられたことが大きな自信になったようです。日々の段取りについては、まだまだ混乱して疲れてしまうことがしょっち…

発達障害独自の道と生き残り戦略

非言語性学習障害と診断されたmimiは、無理に周囲に合わせてみんなと同じようにやろうとするとかえってうまくいかないということがわかってきました。じゃあどうすればいいのか、とずいぶん思い悩んできたけれど、結局は自ら独自の道を開発していくしかない…

久しぶりのハイテンション

以前から、mimiはテスト勉強の仕方がわからないと言うので、英語なら 「単語や慣用句を覚えて、テキストやレポートにある文章を書けるようにしておけばいいよ」 といったごく一般的なことをできるだけ具体的に繰り返し言うようにしていた。 「家庭教師の先生…

思いやる方法は一つじゃない

mimiの後期のテストは来週が山場を迎えます。わかっていたこととはいえ、レポートの提出とテストの準備とスクーリングの予定が混んできて、だんだん眠れなくなってきているようです。よくがんばって登校し、勉強もしていたので疲れてきたみたい。しばらくな…

ときにはバカっぽく

「必ず目標を達成する人」はどのように考えているのか | Lifehacking.jp在宅ワークというと、売れっ子作家でもない限り、わずかな収入しか得られない内職のようなものしか思いつかなかったけれど、インターネットの登場で、その可能性が広がってきているよう…

できる日とできない日

8日は新年初のスクーリングの日で、その日は夫の仕事の都合で送迎がなく、一人でバスに乗って登校し、お昼も一人で過ごすという初チャレンジづくしの日だった。案の定、朝から動きが鈍く調子が悪そうなので、何度か無理をしないようにと声をかけるが、行く決…

発達障害の社会性について

非言語性学習障害の特質に社会性の乏しさがある。発達障害全般にそうした特徴が見られるようだが、そのあらわれ方や程度はさまざまである。 mimiは本来は人なつっこく人と接するのが好きな子のように見えた。ところが、体調を崩し不登校になってから人が変わ…

専門家に勝る者

「専門医に相談しましょう」とことあるごとに言われます。確かに発達障害の診断は医師にしかできません。でも、専門家は医師だけではありません。実際の知能検査に立ちあうのは臨床心理士の場合もあります。ほかにも社会的な困難にいち早く気づいたのは学校…

発達障害グレーゾーンの悩み

主治医はmimiのことを非言語性学習障害と診断しました。ですが、診断にはっきりとした基準があるわけではないとも言われています。(アメリカには一定の基準があるようです。)mimiは発達障害のいわゆるグレーゾーンなのです。誰が見ても明らかな障害とは言…

発達障害は精神論では救えません

mimiのようにわかりにくい発達障害(軽度発達障害、広汎性発達障害、非言語性学習障害などさまざまな呼ばれ方をしています。)は存在しないと言う人がいます。それだけならいいのですが、発達障害の様々な症状は親の対応が悪かったからだと言われていること…

正しい睡眠って?

かくれ不眠症というのがあるらしい。 ・寝つきが悪い ・夜中に目が覚める ・よく寝た気がしない ようなことが続くと、やがて寝不足になってほんとの不眠症になるんだそうです。 ・寝る時間が不規則な人 ・休みの日に寝だめする人 ・寝ながらケータイを見る人…

アスペルガー症候群と非言語性学習障害

mimiの「わからなさ」「困難」を理解するきっかけになった本です。 発達障害の本はいろいろありますが、わかりやすくしようと思うせいか特徴的で極端な事例をあげて説明されているものがほとんどです。mimiのように微妙なグレーゾーンに属する場合、どれにも…

発達検査でわかること

mimiが非言語性学習障害と診断されたときは、ピンときませんでした。学習障害とは、まったく思いがけないことだったからです。mimiは不登校なので、勉強不足には違いありませんでしたが、読み書きや計算の能力は人並みにあるように思われました。

チェックシート

問題点は何か? 今何が気がかりなのか? ということにmimi自身わかっていない。 あらゆることがごちゃごちゃになっているので、たえず何かしら不安で心配な感じがしているようだ。 そこで、毎日のチェックシートをまた作りなおすことにした。 ・起床時間のグ…

推測して的を絞る

非言語性学習障害の特質である情報処理の障害は、目前の活動の集中力をさまたげ、それが処理速度の問題の一つになっているようです。思考が散らかっていて片づいていないために散漫になってしまうのです。まあ、誰にでもよくあることですが、それが日常生活…

障害か個性か

非言語性学習障害というくくりは日本ではあまり使われていない。広範性発達障害や軽度発達障害など、グレーゾーンの発達障害を指すことばはあるにはあるけれど、まだまだ机上の研究にとどまっている感じ。現場では、能力があるにも関わらず社会生活からはじ…